「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーが、わずか1シーズンでブランドを去ることが明らかになった。ダリオの退社の時期や後任については不明。
「ヴェルサーチェ」は、2日前にプラダグループへの売却が完了していた。ダリオは2026-27年秋冬コレクションの発表に向けてショー会場探しに奔走していたというが、一方でデザイナーの長期的なビジョンに疑問を抱く人もいたようだ。また、もともと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオはプラダグループ外でのキャリアを志向しており、彼にとって「ヴェルサーチェ」の同グループ入りは想定外だったとも言われている。
ブランドのエマニュエル・ギンツブルガー(Emmanuel Gintzburger) 最高経営責任者は同社に留まるようだが、プラダグループのパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)会長とミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)の息子であり、グループのCSRを統括するロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)が「ヴェルサーチェ」のエグゼクティブ・チェアマンに就任する見込みだ。