「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のアイコンバッグ“カプシーヌ(Capucines)”と現代アーティストによるコラボレーション、“アーティーカプシーヌ コレクション”の第7弾が発表された。同コレクションは、2019年に登場して以来、これまで30組の現代アーティストたちと協業してきた。今回は、村上隆を起用し11種類のアイテムを数量限定で展開する。本アイテムは10月21日、国際的なアートフェアの「アート・バーゼル・パリ」で初披露された。
同コレクションでは、村上隆の色鮮やかで遊び心あふれる世界観と、多岐にわたる創作活動を反映している。村上隆は、「ルイ・ヴィトン」のデザインチームとともに“カプシーヌ”を再解釈し、デザインには「モノグラム・マルチカラー」や「フラワー」、「パンダ」、「キノコ」といった、アーティストのアイコニックなモチーフを取り入れた。一部のアイテムはサイズや形状を完全に変更することで、持ち運びできるアート作品へと昇華させた。アイテムは、「ルイ・ヴィトン」のアトリエのエキスパートたちが誇る幅広いシグネチャーコードを駆使して、伝統的な職人技から最先端の技術まで、いきいきと仕上げている。
アーティストの創造性とメゾンのクラフツマンシップが融合したコレクション
万華鏡のようにカラフルな“カプシーヌ EW レインボー”は、「レインボー・フラワー」をモチーフにクラシックな“カプシーヌ”の構造とサイズを再構築した。“カプシーヌ ミニ マッシュルーム”は、幻想的なマッシュルームキャラクター100個を手作業で磨き上げ、シルバーミラーキャンバスに1点ずつ手刺しゅうで取り付けている。
“カプシーヌ ミニ テンタクル”は、村上隆の「分身」として知られるキャラクター“DOB君”を、プレイフルなタコに変身させた彫刻作品にインスピレーションを得たアイテムだ。
“カプシーヌ EW ドラゴン”は、前例のないバッグの再構築と卓越した職人技を組み合わせることで、村上隆の最も壮大な作品の1つである全長18メートルの絵画「Dragon in Clouds – Indigo Blue(2021年)(原題)」を忠実に再現した。
“カプシーヌ BB ゴールデン ガーデン”は、レザーマルケトリ細工と輝く金箔で覆われたレザーのボディーが、優美さと洗練されたデザイン、そしてメゾンが長年培ってきた比類ないサヴォアフェール(匠の技)を体現。”パンダ クラッチ”は、光沢感のあるシルバートーンの真鍮(しんちゅう)をベースに、6250個ものストラスを手作業であしらい、丹念に作り上げた彫刻のような作品だ。
“アーティーカプシーヌ コレクション”は、芸術的な創造性への深い敬意、サヴォアフェール(匠の技)やクラフツマンシップを継承してきたメゾンの真髄を伝えると共に、“カプシーヌ”がフェミニニティの究極の体現であり、「ルイ・ヴィトン」 ウーマンを完璧に象徴するバッグであることを示している。