米テネシー発ウイスキーブランド「ジャックダニエル(JACK DANIEL)」は8月、ウルトラプレミアムライン“ジャックダニエル テンイヤーオールド(Jack Daniel’s 10 Years Old)”の日本展開を開始する。5月20日に開催された特別イベント“ジャックダニエル ジ エクスクルーシブ モーメント(JACK DANIEL’S THE EXCLUSIVE MOMENT)”では、ライフスタイルブランド「モミジ(MOMIJI)」のクリエイティブディレクターを務める俳優の松山ケンイチが登壇した。
“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は、ジャックダニエル蒸溜所で1900年代諸島に誕生した10年熟成のテネシーウイスキーを現代的に再現。マスターディスティラーのクリス・フレッチャー(Chris Fletcher)が10年以上かけて開発したこの商品は、同ブランドの定番商品“ジャックダニエル オールド ナンバーセブン(Jack Daniel’s Old No.7)”と同じくコーン80%、モルト12%、ライ麦8%を使用。鉄分を含まないケーヴ・スプリングの天然湧水で仕込む。「ジャックダニエル」ならではのチャコール・メローイング製法と、2段階処理を施した自社製ホワイトオークの新樽を使用。さらに熟成過程ではバレルハウスの上層階から下層階へ移す手法で、長期熟成ならではの奥行きある香りと味わいを実現した。
ゲストとして登壇した松山ケンイチは、「ジャックダニエル」と自身のブランド「モミジ」に通ずるものづくりの信念について「『モミジ』というブランドは、農林被害を防ぐために捕獲され、そして破棄されてしまう野生動物の皮や肉を利活用するために生まれたプロジェクトだ。『どうしてまだ利用できるのに捨ててしまうんだろう』という疑問を突き詰めてきた。この疑問を追求した結果生まれた“ものを作りたいという情熱”と、それを丁寧に伝えていくコミュニケーションこそがものづくりにおいて大切だと思う」と語る。そして「ジャックダニエル」のウイスキーについて「“オールド ナンバーセブン”は、ロックやストレート、ハイボールなど、さまざまな飲み方で楽しめる。膨大な時間をかけて研究しているからこそ、いろいろな角度から楽しめるような、複雑な味の設計になっているのだろう。そして新たに登場した“テンイヤー オールド”は、ストレートで飲みたくなるような濃厚で完成された味わい。香りは甘く、少しスパイシーさを感じる味だ」とコメントした。
クリス・フレッチャーは「“テンイヤーオールド”は、実はアメリカで4年前にローンチしている。生産数の都合上、当時はアメリカのみでの展開だったが、今回ようやく日本へ届けることができた。非常に長い歴史がある商品だが、素晴らしいチームと共にたくさんのトレーニングを行ってきたので、“世界でナンバーワンのウイスキーブランドだ”という誇りを持ちながら自信を持って開発に臨むことができた。ぜひこの“歴史の味”を、多くの人に楽しんでいただきたい」と語り、“テンイヤーオールド”の飲み方について「味わいや香りを感じるにはストレートももちろん良いが、個人的には冷たい状態で飲むウイスキーが好きなので、ロックがおすすめだ」と続けた。
“ジャックダニエル テンイヤーオールド”は8月から、高級ホテル併設のバーやオーセンティックバー、会員制バーなど、一部料飲店で数量限定で提供する予定だ。