ファッション

「ダナ キャラン ニューヨーク」が再始動 2月8日に公式サイトなどで発売

G-IIIアパレル グループ(G-III APPAREL GROUP以下、G-IIIアパレル)は、傘下ブランド「ダナ キャラン ニューヨーク(DONNA KARAN NEW YORK)」をリローンチする。また、新コレクション発売を記念したキャンペーンに、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)やリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)らのスーパーモデルを起用した。

「ダナ キャラン ニューヨーク」は、1985年の設立。シンプルで着心地がよく、機能的でありつつ都会的で洗練された服は、発売当初から世界中のキャリアウーマンの絶大な支持を受けた。リローンチにあたっては、スタジオチームがブランドのアーカイブを研究し、現代の消費者にマッチするよう再解釈したという。

今回発売する2024年春夏シーズンのコレクションでは、アパレル、アクセサリー、フットウエアを展開。ボディースーツ、ラップジャケット、パンツ、チュニック、タイトスカート、ワンピース、ブレザー、バッグをそろえた。色味はブラックを中心に、ホワイトやニュートラルカラーなど。正確なテーラリングに柔らかなドレープを組み合わせ、モダンなシルエットで定番アイテムをアップデートした。価格は199~599ドル(約3万〜8万8000円)。2月8日(現地時間)から、ブランドの公式サイトのほか、ノードストローム(NORDSTROM)やメイシーズ(MACY'S)など米国の一部の百貨店で販売する。また、24-25年秋冬コレクションのプレビューも一部お披露目した。

キャンペーン広告には、前述のシンディとリンダに加えて、アンバー・バレッタ(Amber Valletta)、シャローム・ハーロウ(Shalom Harlow)、キャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)、イマン・ハマム(Imaan Hammam)、カーリー・クロス(Karlie Kloss)、リヤ・ケベデ(Liya Kebede)が登場。キャンペーンのクリエイティブ・ディレクターは、DKIで11年にわたってキャリアを積み、自身のエージェンシーを設立した後も9年間「ダナ キャラン」ブランドを担当したトレイ・ラード(Trey Laird)が務め、撮影はフォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が行った。

創業デザイナーのダナ・キャランは、「ダナ キャラン ニューヨーク」を運営するダナ キャラン インターナショナル(DONNA KARAN INTERNATIONAL以下、DKI)を夫のステファン・ワイス(Stephan Weiss)と共に、タキヒヨーの資本を受けて1984年に設立。88年には「DKNY」を立ち上げた。96年に、DKIがニューヨーク証券取引所に上場。2001年に、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が2億4300万ドル(約359億円)でDKIを、4億ドル(約592億円)で「ダナ キャラン」ブランドのライセンシーであるガブリエル・スタジオ(GABRIELLE STUDIO)を買収した。なお、ガブリエル・スタジオはキャランとワイスが保有していた。その後、チーフ・デザイナーを務めていたキャランが15年に退任し、ブランドは休止状態に。16年に、G-IIIアパレルがLVMHからDKIなどを6億5000万ドル(約962億円)で買収した。

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