ファッション

W杯優勝のメッシ トロフィーを掲げた際に黒いローブを羽織っていたのはなぜ?

 2022年FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝戦が12月18日(現地時間)に行われ、アルゼンチンがPK戦の末にフランスを下し、1986年以来36年ぶり3回目の優勝を果たした。表彰式では、主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)が優勝トロフィーを掲げたのだが、この時ユニホームの上から羽織っていた黒いローブのようなものに注目が集まっている。

 これは、ビシュト(ベシュト)と呼ばれるアラブ諸国の伝統的な男性用の外衣で、結婚式や表彰式などの特別な機会に聖職者や役人が着用する、最も格式の高い衣装の一つ。夜間には濃い色合いのものを基調とするのがマナーとされており、メッシが着用していた金色で縁取られた黒のビシュトは、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ(Shaikh Tamim Bin Hamad Al-Thani)首相が最大限の敬意を込めて表彰式の壇上で直々に贈呈していた。

 しかし、ビシュトの存在はあらかじめメッシに伝えられていなかったようで、一瞬戸惑うような様子を見せた後に着用した状態で優勝記念写真に参加。このためSNSでは、「メッシだけ謎の洋服を着ている」「ユニホームが見えない」などの声から「カタール大会を象徴する光景」といった意見まで、さまざまなリアクションが巻き起こった。また、ユニホームのサプライヤーを務める「アディダス(ADIDAS)」にとっても、右胸にあしらわれているはずのロゴが全く見えないという想定外の光景となった。

 なお、ナショナルチームのユニホームは、W杯の優勝回数と同じだけの星を左胸のエンブレムの上に配するのがならわし。アルゼンチン代表のユニホームは、試合中や表彰式時は“2つ星”だったが、その後スタッフやサポーターと優勝を祝う際には早速“3つ星”仕様のユニホームが選手たちに用意されていた。

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