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資生堂「ディシラ」が2019年11月末にブランド終了

 資生堂は、トータルケアブランド「ディシラ(DICILA)」を、2019年11月30日にブランドを終了すると発表した。資生堂グループの市場見直しによるもので、28年の歴史に幕を下ろす。それに伴い、静岡県にあるアンテナショップ「ディシラ ル サロン デ サンス(DICILA LE SALON DES SENS)」は18年9月26日に閉店する。

 同ブランドは1991年にデビュー。スキンケア、ベースメイク、ボディーケア、ヘアケア、アロマ、メイクアップと6つのカテゴリーをそろえている。当初は資生堂の100%子会社として設立されたディシラ社が運営していたが、資生堂の中長期戦略「VISION 2020」改革の一環として17年に会社分割を行い、マーケティング、営業、企画・管理機能が資生堂ジャパンに継承されていた。

 資生堂は「VISION 2020」で“最適なポートフォリオの構築”を掲げており、15年に「アユーラ(AYURA)」、17年には「草花木果」を譲渡している。今年8月にはホテルや旅館、フィットネスジム向けの業務用化粧品事業からの撤退を発表していた。

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