大谷翔平効果か デサントが増収増益

企業動向決算

2018/5/15 (TUE) 09:30

 デサントの2018年3月期の売上高は前期比7.3%増の1411億円、営業利益は同14%増の95億円、経常利益は同12.4%増の96億円、当期純利益は2.1%増の57億円となり増収増益だった。主力の「デサント(DESCENTE)」がけん引し、同社最大の市場である韓国をはじめ、日本、中国で増収となった。

 会見に臨んだ石本雅敏デサント社長は「日本が大きく改善し、『デサント』が全体をけん引した。目標は達成できたと思う」と話した。今年から全世界での肖像権使用を含めたアドバイザリー契約を結んだプロ野球の大谷翔平選手(MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属)の活躍も好調要因に挙げた。

 ブランド別では全売り上げの42%を占める「デサント」の売上高が同18%増の592億円。「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」の売上高は同1%増の390億円。「マンシングウェア(MUNSINGWEAR)」の売上高は同95%の134億円。「アリーナ(ARENA)」の売上高は同6%増の74億円。「アンブロ(UMBRO)」の売上高は同2%増の68億円。

 国別の動向をみると、日本は「デサント」が同15%増で3期連続の伸長。「ルコックスポルティフ」もウィメンズのトレーニングウエアが好調で同11%増となった。韓国は「デサント」のロングダウンが人気で増収をけん引し、「アンブロ」の売り上げが2倍以上伸びた。中国は現地の大手スポーツメーカー、アンタ(ANTA)と組んで出店を本格化し、「デサント」「アリーナ」「ルコックスポルティフ」が順調に推移している。「デサント」は58店舗が新規オープンして64店舗となり、今年末に110店舗となる予定だ。

 19年3月も「デサント」を軸に増収を目指し、売上高は同5%増の1480億円、営業利益は前期並みの96億円を計画している。また、シューズの売り上げ構成比率20%を目指して分社化したデサントジャパンに開発チームを設置した。「少なくとも20年までにテスト販売したい」と話した。

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