ビジネス

アマゾンが着なくても試着可能な鏡を開発 特許を取得

 アマゾン(AMAZON)はバーチャルで服を試着することができる鏡に関する特許を取得した。これは、鏡の前に立った人物にバーチャルな服を投影し、実際に試着しなくても着用時の見た目を確かめることができるものだ。

 これは、テクノロジー業界では“ミックスド リアリティー(mixed reality)”と呼ばれるコンセプトで、拡張現実(オーグメンテッド リアリティー、AR)と現実世界を組み合わせるもの。

 出願された特許の内容によると、鏡には、その場の状況をスキャンし映像として再現するためのディスプレー、カメラ、プロジェクターが備えられてるという。

 アマゾンから同特許の詳細についてコメントは得られなかった。

 同社は2017年には人間の3Dモデルにバーチャルな服を着せる技術を持つボディー ラボス(BODY LABS)を買収しており、ファッション領域を着々と強化している。

 ワンクリックリテール(ONE CLICK RETAIL)社の調査によると、17年はアマゾン1社だけで全米におけるeコマースの売上高の44%を、また、全米における小売りの売上高の4%を占めたという。野村ホールディングス傘下のインスティネット(INSTINET)のシメオン・シーゲル(Simeon Siegel)=アナリストは、20年までにアマゾンのアパレル関連の売上高が850億ドル(9兆6050億円)に達すると予測する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。