サザビーリーグの起業家支援コンテスト「リアンプロジェクト2016」 最優秀賞は薬草を使用したお茶の新田理恵さん

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2016/3/3 (THU) 15:00

 サザビーリーグ主催のピッチイベント「リアンプロジェクト(LIEN PROJECT)2016」が3月2日、恵比寿のザ・ガーデンホールで最終審査会を開催した。

 最優秀賞、オーディエンス賞、ハフィントン賞の3賞を「伝統茶(タベル)」の新田理恵さん(食卓研究家)が受賞。「薬草をもう一度当たり前のものに」をテーマにした天然の農薬不使用栽培のノンカフェインのお茶を扱うブランドだ。今後は薬草の卸販売や、企業とのコラボレーションにも力を入れる事業計画が評価された。新田さんは「食は誰でも自分事である。だけど、ないがしろにされてきた。これから先の土台をゆっくり作っていきたい」とコメントした。受賞理由として鈴木陸三サザビーリーグ会長は、「お茶は昔からブレイクしないが、デザインを高め、素材も含めてのブランド力の提案ができる。越えていかなければいけない色々な峠があるが、時代の折のどこかに必ずお茶はある」と述べた。

 優秀賞は、ネコ好きクリエイターと共に暮らしにまつわるコトやモノを提案する「キャッツ イシュー(CAT'S ISSUE)」の太田メグさん(「サンデーイシュー」ディレクター兼「キャッツ イシュー」主宰)が受賞した。「アフタヌーンティー(AFTERNOON TEA)」とのコラボレーションや、伊勢丹新宿店TOKYO解放区のポップアップショップの実績を掲げ、次のステップとしてコンセプトショップの出店を目指す。受賞理由として新井良亮ルミネ社長は「人の新しいタイプの幸せを実現する、ネコに関するものは何でもやるコンセプトが、広がりのあるものだった。生活の中に広がり、社会の中で考えなくてはいけない価値があり、ビジネスにしていく必要を感じた。その先にある環境改善も想定する」とコメントした。

 その他、カスタムオーダーファッションサービスの「ラファブリック(LA FABLIC)」森雄一郎さん(ライフスタイルデザイン社長)、「キッチンスタジオがあるホステル」貞末真吾さん(ブルーススカイ社長)、他者の職場を訪問して仕事を体験できる「仕事旅行」の田中翼さん(仕事旅行社長)メイクの方法を共有するサイト「メイキー(MAKEY)」中村秀樹さん(メイキー社長)、小さいサイズに特化したレディース服ブランド「コビット(COBITTO)」土江進太郎さん(コビット社長)、体験型のテーマパークを提案する「MAKERS」菅原勝さん(ジョイントワークスセクションマネージャー)がプレゼンテーションを行った。

 総評として、森正督サザビーリーグ社長は「将来に向かって大きな木に育っていくものが出来ればいいなと楽しみにしている。来年も続けたい」と語った。

 本プロジェクトは「"リアル"でもまだまだやれることはたくさんある」をテーマに、小売など衣・食・住を主軸とした事業やビジネスプランに対し、資金調達や提携の機会を提供するインキュベーションプロジェクトだ。ライフスタイル業界でも、IT業界同様の新規事業支援の仕組みを作ることを目的とする。

 昨年に引き続き、2回目となる今回、「半歩先のライフスタイルを創造する事業アイデア」は140件の応募を集め、ファイナリスト8人が選出された。

 特別審査員として、新井良亮ルミネ社長、澤田貴司リヴァンプ社長兼CEO、重松理ユナイテッドアローズ名誉会長、遠山正道スマイルズ社長、林恵子ドゥクラッセ社長、小野高道=ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン最高経営責任者、織田竜輔・事業構想大学院大学出版部月間「事業構想」編集長、鈴木陸三サザビーリーグ会長、角田良太サザビーリーグ取締役の9人を迎えた。観客にはサザビーリーグをはじめ大手企業、小売、デベロッパー、ベンチャーキャピタルや投資銀行など、さまざまな企業が参加した。

 当日、5分間のプレゼンテーションと10分間の質疑応答は、YOUTUBEでも配信され、クラウドファンディングサービス「エンジン(ENJINE)」を利用して投票も可能だった。「冷めやすいユーザーの熱狂をどう惹きつけつづけるか」などの鋭い質問が飛び交った。

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