ファッション

CFDAがファッションシステムについて表明 コレクションのあり方は「各ブランドに任せる」

 アメリカファッション協議会(以下、CFDA)は変わりつつあるファッションシステムについて、コレクションのあり方を各ブランドや企業に任せることを発表した。

 CFDAは2015年12月からボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)に未来のファッションショーの形を定義する調査を依頼していた。BCGは、ファッション業界のエキスパートに対して、商品が店頭に並ぶ時期により近い、オンシーズンのショーを行うことが可能かどうか調べた。 6週間にわたり米国を中心とする企業のトップにインタビューし、現状のファッションシステムについて問いた。改善点の他、業界や自社ブランドの未来像について聞いた。また、デザイナーやバイヤー、エディター、インフルエンサーを招いて協議を重ねた。オンシーズンのコレクション発表について、ショーのルックや情報漏えいを最小限にするためにも切り替えたほうが良く、売り上げにも好影響を与える可能性があるという肯定的な意見がある一方で、新人デザイナーや小規模ブランドへの負担、ラグジュアリー・ブランドの商品の生産プロセスの短縮化が難しいこと、中国での生産コストの高騰など、否定的な意見も出た。

 そのため、CFDAはニューヨーク・ファッション・ウイークを完全にオンシーズンのコレクションスケジュールにシフトせず、各ブランドに任せる決断をした。スティーブン・コルブCFDA社長兼最高経営責任者は「ファッションシステムが変化する中、われわれも話し合いを続け、コレクションのあり方を見直すデザイナーを支援し続ける」と語った。CFDAは今後もファッションシステムについて協議を続け、ファッションシステムが前進することを期待するという。

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