ファッション

若手写真家の急先鋒 フォトグラファー石田真澄

 「WWDジャパン」は2017年から、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた特集「ネクストリーダー」を実施している。対象はファッションビジネスにかかわるあらゆる分野の若きリーダーたち。この特集を始めたのは、情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進む若いリーダーたちを応援したいから。それぞれに専門分野があり、ネットワークと情報を持つ「WWDジャパン」の記者が日ごろの取材で出会い、応援したいと考えるネクストリーダーを推薦する。第2回目の「ネクストリーダー 2019」では10組11人を選定した。

石田真澄 フォトグラファー

 中学校に入学したタイミングでカメラ付き携帯を手に入れてから、写真の楽しさに目覚めた。それ以来ずっと携帯や一眼レフなどデジタルで撮影していたが、高校生のときにふと「写ルンです」を思い出して撮影をしてみた。デジタルとは違い、現像までに時間がかかるなど手間も多かったが、出来上がった写真を見たときに、記憶を再確認するような感覚が湧いた。その懐かしさにとても安心感を抱いてからフィルムで撮るようになった。今までは趣味として撮影してきたので、仕事として写真を始めてからはまだ1年ほどしかたっていない。だから10年後の自分の姿を予想できるような経験も、結果もなく、何が起きるかはまだ自分でも想像がつかない。ただ、その日限りの刹那的な現場が多い中、今年の夏に2カ月かけて撮影した「カロリーメイト」の仕事では、長期間にわたっていろいろな人と一緒に働く楽しさを知った。また、憧れていたファッション写真の世界に、ようやく一歩踏み込むことができた一年でもあった。2019年はそういった仕事を増やし、いつか未来の自分を描くことができるように、経験を増やす一年にしたい。