ファッション
連載 初心者のためのファッションロー相談所

初心者のためのファッションロー相談所Vol.08 他人が撮影した自分の写真を無断使用するのは違法?

有料会員限定記事

 デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションロー特集を予定している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年3月4日号からの抜粋です)

このニュースが気になる!
ジジ・ハディッドが写真を
無許可転載して訴訟に

 モデルのジジ・ハディッドは、パパラッチが撮影した自分の写真を無許可でインスタグラムに転載したことが著作権侵害に当たるとして写真の権利を所有するエクスクルーシブ社から訴えを起こされた。

 ジジはインスタグラムの投稿をすぐに削除し、その後同騒動について「私が投稿した最新の(現在は削除した)投稿が“法に触れている”とマネジャーに言われました。(パパラッチに対しても)ポーズをとって笑顔を向けることは私の仕事の一つだと理解しています。一方でこうした人たち(パパラッチ)は、特別なことが何もなくても毎日“適法に”私たちをストーキングしてお金に変えています」と反論している。

この続きを読むには…
残り2703⽂字, 画像5枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。