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「アディクション」の新クリエイティブディレクターはKANAKO NY拠点のメイクアップアーティスト

 コーセーは9月19日、メイクアップブランド「アディクション(ADDICTION)」の新クリエイティブディレクターに米・ニューヨークを拠点に世界で活躍する日本人メイクアップアーティストのKANAKOを起用する。2020年春コレクションから製品・広告に携わり、20年1月から全国の百貨店と化粧品専門店約100店舗、公式オンラインショップで順次発売 ・公開する。

 新生「アディクション」は、KANAKO新クリエイティブディレクターのグローバルな経験や感性と、同社の開発力や技術力を融合し、ブランドの成長を目指す。また、ブランド誕生11年目を迎え、国内外のサービスの拡充と共にさらなるグローバル展開へ向けた新たなチャレンジを進めていく。KANAKOクリエイティブディレクターはこれまで日本のブランドとの仕事でのつながりはなく、コーセーからの打診には驚いたという。「私が拠点とするニューヨークという街は、世界のビューティの最前線の場所です。そこで培ったセンスやテクニックと、『アディクション』が10年を掛けて築いてきたものが合わされば、きっと素晴らしいケミストリーが生まれると感じました」と就任の決意を語った。

 KANAKOクリエイティブディレクターは2008年に渡米し、メイクアップアーティストのパット・マクグラス(Pat McGrath)のインターンとして1年、その後ヤディム・カランザ(Yadim Carranza)の第1アシスタントとして4年間従事した後、独立。17年には英国雑誌「デイズド(Dazed)」が選ぶ人気著名人「デイズド 100」に、18年には英国のオンラインメディア「ビジネス・オブ・ファッション(BoF)」が選ぶファッション業界をリードする人物「BoF500」に選ばれた、世界がいま、最も注目する新進気鋭のメイクアップアーティストだ。

 マリオ・ソレンティ(Mario Sorrenti)やユルゲン・テラー(Juergen Teller)、リチャード・バーブリッジ(Richard Burbridge)、イーサン・ジェームズ・グリーン(Ethan James Green)、ダニエル・ジャクソン(Daniel Jackson)、イネス&ヴィノード(Inez and Vinoodh)などの著名なフォトグラファーからも絶大な支持を受け、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」「エリア(AREA)」「エコーズ ラッタ(ECKHAUS LATTA)」「A.P.C」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」ほか、さまざまなブランドの広告キャンペーンやコレクションバックステージを担当。また、世界各国のメディアで作品やインタビューが数多く取り上げられている。

 彼女による初コレクションは20年春から。「女性にもっと楽に、もっと楽しく自分自身を謳歌してほしいんです。そういう美しさや生き方を応援することで、日本の美意識を少しずつアップデートしていく――。これからの『アディクション』は、そんな存在になれたら。そういう意味で今までにないカラーとかテクスチャーにもチャレンジしたい」と述べている。

 また、20年1月以降に発売する商品には「ADDICTION TOKYO」のロゴを冠する。これは、日本で作られた高品質で安心安全なものであること、世界から注目される多彩なファッション・ビューティや新たなカルチャーを生み出し、多様なスタイルを常に発信し続ける“TOKYO”発のブランドであることを表現する狙いがある。

 同ブランドは09年7月にAYAKOメイクアップアーティストのオリジナルブランドとしてスタート。ブランド10周年を迎えた今年3月29日にAYAKOメイクアップアーティストの退任が発表され、後任が注目されていた。