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ロンドンの大型SCが“AI分析によるトレンドショップ”を試験運用

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「プライマーク(PRIMARK)」「ユニクロ(UNIQLO)」など幅広いショップがそろうロンドンで最大級のショッピングセンター(SC)、ウェストフィールド・ロンドン(WESTFIELD LONDON)に、“データ主導型トレンドショップ”である「ザ・トレンディング・ストア(THE TRENDING STORE)」が期間限定(7月3~7日)でオープンした。

 これは同SCがオンライントレンド分析会社ネクストアトラス(NEXTATLAS)と提携した試みで、ネクストアトラスの人工知能(AI)がSNSなどに投稿されたインフルエンサーの写真など、さまざまなオンライン上の情報からファッショントレンドを分析予測し、その日に人気が出るであろう服やアクセサリーなどを選定。そのデータを受け取った「ザ・トレンディング・ストア」のマーチャンダイザーが、ウェストフィールド・ロンドン内に出店している「トップショップ(TOPSHOP)」や「マルベリー(MULBERRY)」などのショップから該当する商品を集め、店頭で販売するという仕組みだ。アパレル、フットウエア、アクセサリーなどのカテゴリーで合わせて100のトレンドアイテムが店頭に並べられたほか、毎日変わる“本日のトレンドアイテム”もあった。

 ウェストフィールド・ロンドンを擁する商業用不動産開発会社ユニボール・ロダムコ・ウェストフィールド(UNIBAIL-RODAMCO-WESTFIELD)のミフ・ライアン(Myf Ryan)最高マーケティング責任者は、「英国はオンラインショッピングが盛んだが、商品を実際に見て触ったり試したりし、店員からアドバイスを受けるという実店舗ならではの体験もしたいという消費者からの要望がある。『ザ・トレンディング・ストア』はいわばオンラインとオフラインの“いいところ取り”をしており、未来のショッピングの一つの形だと思う」と語った。

 マリオ・コレッティ(Mario Coletti)=ネクストアトラス マネジング・ディレクターは、「『ザ・トレンディング・ストア』は店がデータの収集場所ではなく、出力先だという点で画期的だ。AIがより豊かな買い物体験を効果的に生み出す優れたツールであることを示す、よい実例になった」と述べた。