ニュース

【平成プレイバック】 眼鏡「ジンズ」田中仁社長が振り返る「業界に革命を起こした韓国旅行と中国進出」

 雑貨の企画制作会社としてジェイアイエヌ(現ジンズ)を設立したのが、平成になる前年の昭和63(1988)年。起業した私のビジネスは、平成と共に本格化した。2001年に眼鏡事業を開始するきっかけとなったのは、友人に誘われた韓国旅行だった。そこで見かけたのが「眼鏡1本3000円。15分でお渡しします」という日本語で書かれたポスター。当時、日本の眼鏡は最低3万円だったころで、この価格差に疑問を持ち、これまで日本の眼鏡業界になかったSPA事業を導入し、価格を下げたいと思った。これが「ジンズ」の原点だ。そしてグローバル化が進み、世界がフラットになったと感じていた10年、「ジンズ」の飛躍の分岐点となったのが中国進出だ。最初の店舗はうまくいかなかったが、森ビルが手掛ける「上海環球金融中心」への出店の成功を足掛かりに、中国は142店舗(4月末現在)に拡大した。平成を振り返ったとき、グローバル化の第一歩となった中国進出が一番大きな決断だったといえる。

田中仁ジンズ社長:1963年、群馬県前橋市生まれ。慶應義塾大学大学院メディア研究科修士課程修了。88年ジェイアイエヌ(2017年4月に社名をジンズに変更)を設立し、2001年に眼鏡事業「ジンズ」を開始。11年に「Emst & Young ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2011」モナコ世界大会に日本代表として出場。13年、東京証券取引所第一部に上場。群馬県前橋商工会議所の議員を務めるほか、14年に群馬県や前橋市の地域活性化を目的に田中仁財団を設立し“前橋まちなか研究室”を開設するなど、さまざまな地域活動を行っている。著書に「振り切る勇気」(日経BP社)。ジンズの18年8月期の売上高は548億円 PHOTO:MAYUMI HOSOKURA

【業界人の「平成プレイバック」
ファッション・ビューティ業界の若手からベテランまで「平成時代に印象に残った出来事」とは?

最新号紹介

WWD JAPAN

2020年春夏、コロナ禍でも売れたものは何だった? 富裕層の高額品消費意欲は衰えず

「WWDジャパン」9月21日号は、「2020年春夏、有力店で売れたもの」特集です。WWDで毎シーズン恒例となっている有力店の商況調査ですが、コロナ禍に見舞われた今春夏は、多くの商業施設が営業を再開した6~7月の期間で消費動向や好調なブランドを調査しました。化粧品、特選、婦人服、紳士服などの9つのカテゴリー別に各店のデータをまとめています。コロナで大苦戦という声が大半を占めると思いきや、こと特選カテ…

詳細/購入はこちら