ファッション

ロサンゼルスにはもう飽きた? エディ・スリマンが豪邸を売却

 エディ・スリマン(Hedi Slimane)「セリーヌ(CELINE)」アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターが、10年近く住んでいたロサンゼルスの豪邸を1750万ドル(約19億7000万円)で売りに出している。

 エディは今年、仏新聞「ル・フィガロ(LE FIGARO)」のインタビューで以下のように語り、ロサンゼルスがかつてのようにインスピレーションを与えてくれなくなったことを示唆していた。「ロサンゼルスは1990年代の終わり頃から頻繁に訪れていて、2008年から住んでいる。『ディオール オム(DIOR HOMME)』のコレクションも、ロサンゼルスのホテルでアイデアを練った。街はまだ目覚めておらず、真っ白のページを埋めていく作業にぴったりだった。当時、ロサンゼルスにはまだクリエイティブな動きやアートシーンはなく、音楽シーンも盛り上がっていなかった。今やロサンゼルスはメガロポリスとなり、世界中の人々や若者を引きつけるようになったが、次第にオーセンティックさを失っていった。巨大な建築現場みたいになってしまって、謎めいた場所は日々失われている」。

 ロサンゼルスには「セリーヌ」の関連施設がいくつかあるが、試作スタジオとアトリエはパリにあり、エディは今年多くの時間をそこで過ごしたという。なお、同社の広報担当者からのコメントは得られなかった。

 売却される家は、ロサンゼルスの高級住宅地ビバリーヒルズにほど近いトロウスデール・エステーツにあり、イギリスの建築家が60年代に設計したミッドセンチュリー様式のモダンな邸宅。5つの寝室と6つのバスルームを備えている他、庭にはプールがあり、エディによる大幅な改修が施されている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。