ワールドは7日、神戸市ポートアイランドの神戸本社の土地・建物を売却すると発表した。物件は8295平方メートルの土地に、地上27階・地下1階で延べ床面積は3万4847平方メートルの規模。売却先は東証プライムの上場会社1社で、売却額は非開示とする。引き渡しは2月末を予定する。
売却後2年間は売却先から賃貸(リースバック)することで本社機能を維持する。その後は、神戸市内の利便性の良い場所に本社を移転する。
売却する本社ビルはポートアイランドの神戸ファッションタウンと呼ばれるエリアに立つ。神戸市による1973年の「ファッション都市宣言」を受けて、81年開催のポートアイランド博覧会の跡地を整備したエリアだ。80年代の好景気を受けて神戸を拠点にするファッション企業が次々に本社ビルを建築した。ワールドの本社ビルも84年に完成していた。ただ近年はオフィスの移転が相次いでおり、隣接地に85年から神戸本社を置いてきたアシックスも25年に三宮に移転している(現在は仮オフィスで、27年に竣工予定の三宮のビルに移る)。
ワールドの2026年2月期連結業績において、固定資産売却損約18億円が発生する見通し。一方でライトオンの完全子会社化に伴う段階取得利益などの一時的な利益計上があり、損益が相殺されるため、影響は軽微としている。