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ギンザ シックスの「ヴァレンティノ」が期間限定のコンセプトストアに 「ヨウジヤマモト」とのコラボ商品も

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は12月9日まで、期間限定のコンセプトストア “VALENTINO TKY”をギンザ シックス(GINZA SIX)の店舗に開いている。日本の“間”と“侘び寂び”、イタリアの空間と古典的な美の調和“ベレッツァ”を融合したコンセプトのもと、地下1階〜地上4階の5フロアで、コラボレーション商品や特別なアートを展示している。このコンセプトは、クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)が元コレット(COLETTE)クリエイティブ・ディレクターのサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=ジャスト アン アイデア創業者とともに考案したもの。

 1階は“TKY ロッソユニバース”と題し、折紙作家の神谷哲史や能面師の寺井一佑による作品を一緒に並べ、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「ダブレット(DOUBLET)」の他、「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のアクセサリーライン「ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)」とのコラボレーション商品も取り扱っている。2階の“ガールズ プリントマニア クローゼット”では、シュールなセルフポートレートの作品で知られる写真家の宮崎いず美が「ヴァレンティノ」を着用したモデルのモトーラ世理奈を被写体にした作品を展示。3階の“ボーイズ カモ クローゼット”では、絵師の村林由貴による襖、現代美術家の野口哲哉による鎧兜を着た人形などを飾っている。4階は“ザ レッドギャラリー”とし、漆芸家の更谷富造による漆芸品、ジュエリーデザイナーのハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ(Harumi Klossowski de Rola)による動物などをかたどったジュエリーなどをそろえた。

 地下1階の“VLTN カワイイルーム”では「ヴァレンティノ」のデザインチームが手掛けたというキャラクターグッズを販売。キャラクターの缶バッジの入ったガチャガチャを設置したり、漫画「アキラ」「ワンピース」「ドラゴンボール」の作品を並べたり、スクリーンでテレビゲーム風の動画を流したりと、遊びの効いた空間だ。

 ピッチョーリは「『ヴァレンティノ』をインクルーシブ(包括的)に表現するために、異なる文化を融合することが必要だった。日本の “侘び寂び”や“儚さ”はモダンな考えで、西洋の美意識とは相反するものだと思う。サラと一緒に考えたこの空間は、日本独特の“間”の文化とローマの文化を掛け合わせ、商品だけでなく、工芸品、音楽なども体験できる実験的なストアになっている」と話す。

 ヴァレンティノのステファノ・サッシ(Stefano Sassi)最高経営責任者(CEO)は「日本はファッションのクリエイティブ面でインスピレーション源になることも多い場所で、長年『ヴァレンティノ』の大きな市場である。昨今、中国の成長が著しいが、それは最近の話で日本では長くより多くの人に認知されていると考えている。積極的に投資することでさらなる成長を期待したい」と語った。

 サラ・アンデルマンは「このプロジェクトにたっぷりエネルギーを注いできたので、完璧な仕上がりになったと思う。職人技と若いクリエイティビティーの融合を念頭に、モダンに職人技を表現している『ダブレット』の井野(将之)さんにはLVMHプライズ受賞後でとても忙しくしていることは知っていたが、このプロジェクトに絶対参加して欲しいとお願いした。レセプションでは大好きなヒガシヤにも参加を依頼することができ、とても満足」とほほ笑んだ。