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「ヴィオネ」任意清算の手続きに着手 ビジネス再建のため出資者を探す

 「ヴィオネ(VIONNET)」とその運営会社であるNVOは16日、任意清算の手続きを取ることを発表した。

 ゴーガ・アシュケナージ(Goga Ashkenazi)=ヴィオネ会長兼クリエイティブ・ディレクターは「激動するファッション業界での立ち位置を見定め、『ヴィオネ』は創業者マドレーヌ・ヴィオネ(Madeleine Vionnet)から受け継ぐゆるぎないブランド価値を守るためにビジネスを再出発させることにした。継続可能な成長を目的としており、前進するためにはこの決断しかなかった」と話した。

 「ヴィオネ」は5月にアーティストのマーク・クイン(Marc Quinn)とコラボし、パリの旗艦店でエコフレンドリーなカプセルコレクション340点を発売したが、9月のミラノ・ファッション・ウイークでのランウエイショーは行わず、ミラノ中心地にあるアシュケナージ会長兼クリエイティブ・ディレクターの自宅の庭をステージにした小規模な発表にとどめていた。2016年3月にはミラノの店舗を閉めている。情報筋によると、アシュケナージ会長兼クリエイティブ・ディレクターは17年からブランド立て直しのため出資者を探していたという。

 1912年にフランス人のマドレーヌ・ヴィオネが創業した「ヴィオネ」は、2009年にマッテオ・マルゾット(Matteo Marzotto) と、元マルニ最高経営責任者ジャンニ・カスティリオーニ(Gianni Castiglioni)が共同で買収。12年にアシュケナージ会長兼クリエイティブ・ディレクターが買収し、現職に就任。それ以前はバーバラ・クローチェ(Barbara Croce)とルシア・クローチェ(Lucia Croce)姉妹や、ロドルフォ・パリアルンガ(Rodolfo Paglialunga)らがクリエイティブ・ディレクターを務めていた。