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三越伊勢丹HDが最終赤字に転落 18年3月期

 三越伊勢丹ホールディングスは25日、2018年3月期の連結業績予想を修正し、最終的なもうけを示す純損益が10億円の赤字(修正前は80億円の黒字を予想)になりそうだと発表した。首都圏で百貨店を運営する三越伊勢丹と三越伊勢丹フードサービスが保有する店舗施設などについて、減損損失約110億円を特別損失として計上するため。最終赤字は8期ぶりとなる。

 修正後の予想は売上高1兆2680億円(修正前予想は1兆2700億円)、営業利益240億円(同220億円)、経常利益270億円(同240億円)。17年3月に三越千葉店と三越多摩センター店を閉鎖しているが、訪日外国人や富裕層による旺盛な消費で首都圏や札幌、福岡の主力店舗は復調しており、予想に対して売上高は微減で留まり、営業利益と経常利益は上振れした。

 一方で当期はクイーンズ伊勢丹を運営する三越伊勢丹フードサービスの株式66%を投資会社に売却。3月には伊勢丹松戸店を閉店し、「アナスイ(ANNA SUI)」「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」などを展開するマミーナを3月に清算している。早期退職制度の対象年齢を引き下げるなど、退職金も積み増しした。これらに加えて、今回の多額の減損損失で利益が目減りした。