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“ストレスでオイリー肌”の大人が増加中 関連スキンケアも続々

 皮脂分泌量は20代前半をピークに減少すると言われるが、近年は30代になってオイリー肌に悩む人が増えているという。原因は“ストレス”だ。

 資生堂が全国の20〜59歳の女性1041人を対象に行った調査によると、働く女性488人のうち81.8%がストレスを感じていると回答。また、30〜40代の女性16人を対象に、ストレスと肌生理の関係性についての実験を行ったところ、精神的ストレスを感じたあとの皮脂分泌量はストレスがない場合と比較すると1.7倍になったという。

 そんな現代女性の悩みを受け、大人オイリー肌に対応したスキンケアアイテムも続々と発売されている。特に、勇心酒造が米の発酵から開発した有効成分“ライスパワーNo.6”の存在は大きい。同成分は皮脂分泌の源である皮脂腺に直接働きかけて、過剰な皮脂分泌を抑制するというもので、 “皮脂分泌の抑制”を効果効能とした医薬部外品認可を日本で初めて取得。勇心酒造が発売する美容液「ライース クリアセラムNo.6」の他、第一三共ヘルスケア傘下のアイムが展開する薬用スキンケアシリーズ「アクポレス(ACPOLESS)」にも配合されており、今後、他ブランド製品にも採用される可能性が高い。リベルタも大人ストレス肌に着目して、ニキビケアに有用な薬用成分の他、ストレスや女性ホルモンの乱れなどを整える作用があると言われるラベンダーやセージ、タイムなどオーガニックの植物原料を組み合わせた新ブランド「デュアル オーガニック(DUAL ORGANIC)」シリーズを発売している。

 一方で、大人ニキビは皮脂以外の要因についても研究されている。富士フイルムが着目したのは部分的な肌水分量の減少とニキビの関係性で、ニキビ予防有効成分の他、保湿力にもこだわった「ルナメアACスキンコンディショナー」を展開。常盤薬品工業の低刺激性化粧品ブランド「ノブ(NOV)」は、「ノブ ACアクティブシリーズ」を3月にリニューアルし、ニキビの原因だけでなく、毛穴の黒ずみやテカリなどの肌悩みも同時にケアするコンセプトに変更している。

 ストレスと肌の関係は近年注目を集めていて、スキンケア製品は香りや機能性、使用時の満足感など、さまざまなアプローチを行っている。「ストレスで肌が荒れる、肌の調子が悪い」とひとことで言っても、その要因はさまざま。大人ニキビケアもまた、複合的なアプローチが求められているようだ。