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サンモトヤマの茂登山長市郎・会長が死去 一流ブランドを日本に紹介

 サンモトヤマの創業者で会長の茂登山長市郎(もとやま・ちょういちろう)氏が2017年12月15日に肺炎で亡くなった。96歳だった。通夜と葬儀は近親者で執り行われた。お別れの会を2月20日12時30分から帝国ホテル東京で開く。

 1921年、東京・日本橋のニット製品の卸問屋の三代目として生まれた茂登山氏は、太平洋戦争に従軍中の中国・天津で欧米の一流ブランドの舶来品に感銘を受け、55年にサンモトヤマを創業。銀座に欧米ブランドを集めた直営店を開き、映画スターや文化人の支持を集めた。62年に「グッチ(GUCCI)」と日本の総代理店契約を結んだのを手始めに「エルメス(HERMES)」「ロエベ(LOEWE)」「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」など数々のラグジュアリーブランドを日本に紹介してきた。茂登山氏の歩みは日本のブランドビジネスの歴史そのものであり、茂登山氏の半生を追ったノンフィクション「舶来屋一代-はんどばっぐにほれたおとこ―」(上前淳一郎・著、1983年)、モデルにした小説「舶来屋」(幸田真音・著、2009年)も出版された。90歳を過ぎてもかくしゃくとした茂登山氏は亡くなる直前まで現役を貫いた。

 「WWDジャパン」の連載「ファッション業界人物列伝」の第1シリーズのゲスト(15年2月2日号~3月2日号)にも登場した。