ファッション

旧UA原宿ウィメンズ館で本質・ルーツのある服を集めた「オーセンティック展」開催 

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS以下、UA)の重松理・名誉会長が理事長を務める日本服飾文化振興財団は9月7~18日、「オーセンティック展」を旧UA原宿本店ウィメンズ館3階の多目的スペースで開催中だ。一般客を含め、入場は無料。9日18時からは重松名誉会長と、7日にリニューアルオープンするUA原宿本店のディレクターも務めるポギー(POGGY)こと、小木基史UA&サンズ クリエイティブ・ディレクターが登壇する講演会も行う。

 財団では約2000点の洋服をはじめ、テキスタイル、ファッション誌、アクセサリーなどまで約4600点を所有している。とくにメンズの洋装の基本となるビンテージコレクションは約1200点を数える。若手服飾デザイナーの育成サポートにも力を入れる中で、海外のファッション教育機関がカリキュラムの初期に過去の偉大なデザイナーの代表作から本質やルーツ、細部にまでこだわった服の作り方を学び、それらをベースに自身のオリジナリティーを表現するというステップを大切にしていることを認識。日本でもこれらのコレクション群を実際に見て、触ってみることで、ディテールや機能性、素材などを理解し、“本物”“本質”を学ぶことの大切さを知るとともに、創作活動に役立ててほしいと今回のイベントを企画した。

 「オーセンティック展」の正式名称は「The Authentics – eternal source of creativity -」で、メンズファッションのルーツとなるアイテムを、ファッションの5大要素と言われるエスニック、ユニフォーム、スポーツ、ワーク、ミリタリーのカテゴリーに分けて展示。文化服装学院の朝日真・専任講師が監修し、文化服装学院が協力している。周囲には、スタイリストの亘つぐみがビンテージとUAの今秋冬のアイテムをミックススタイリングしたビジュアルを掲示。メンズのアイテムを女性モデルに着用させることで、現代風のジェンダーフリーのニュアンスも醸し出すとともに、本物と現代のものをリミックスすることで、本物んの普遍性と、ファッションの楽しさを共に体感してほしいというメッセージを込めた。

 掲示するビンテージアイテムはメンズが中心だが、エスニックのゾーンでは、小林麻美氏から寄贈された「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のビンテージも展示。会場奥では、デザイナーの故イヴ・サンローランYves Saint-Laurentの直筆イラスト&サインや、小林氏から寄贈されたアイテムを基に2年前に会員限定で行ったファッションショー「Mon YVES SAINT LAURENT」が観られる映像コーナーも用意する。

 なお、講演会「本物=Authentics発 型破りまで」では、重松名誉会長と小木クリエイティブ・ディレクターが、「なぜ本物を知ることが大切なのか」「本物を理解した上で、どうやって、時代感を捉え、突き抜けた価値を提供するか」などを語る。

■The Authentics –eternal source of creativity–
日程:9月7~18日
時間:11:00~20:00(入場は19:30まで) ※最終日のみ11:00~18:00(入場は17:30まで)
場所:ユナイテッドアローズ原宿本店ウィメンズ館3階
住所:東京都渋谷区神宮前2-31-12 多目的スペース3階

主催:日本服飾文化振興財団
総合演出:DRUMCAN Inc.
スタイリスト:亘つぐみ
監修:文化服装学院 専任講師 朝日真
協力:文化服装学院

■本物=Authentics発 型破りまで    
日程:9月9日
時間:18:00~20:00(受付は17:30~) ※講演会終了後、19:30~懇親会を予定
定員:100人(当日先着順)
パネリスト:小木基史UA&サンズ=クリエイティブ・ディレクター、重松理UA名誉会長兼日本服飾文化振興財団代表理事

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