ファッション

竹工芸の公長齋小菅が新ライン始動 京都のセレクトショップで初披露

 京都の老舗竹工芸・公長齋小菅(こうちょうさい こすが)は2017年春夏、新ライン“ミッドウェイ ライン(MIDWAY line)”を始動した。竹細工とレザーを組み合わせた財布やパスケースなど3型を発表。「ネルドリップ」や「ザ・ピス」などのデザインワークを手掛ける「ドリップ&サーブ」代表兼クリエイティブ・ディレクターの徳元太を起用した、ユニセックスなデザインが特徴だ。価格は財布が4万5000円から、パスケースが1万5000円。

 商品開発を担当する小菅達之・常務取締役は「すでに販売している定番シリーズは、竹を染料で染めて漆塗りで仕上げるので、渋い色合いが多い。男性だけでなく女性にも使っていただける、柔らかなニュアンスを加えたユニセックスな商品にしたかった」と説明する。パイピングやフラップ部分にイタリアンレザーを採用し、竹本来の淡い色味を活かしてクリーンで洗練されたデザインに仕上げた。

 同コレクションは3月3日、京都・三条に移転オープンしたセレクトショップ「イタルスタイル」でお披露目。3月20日まで、先行受注会を開催中だ。4月には伊勢丹新宿店メンズ館でローンチイベントも開く予定。公長齋小菅はかねてより竹細工の箸やカトラリー、器などリビング・インテリア系商品を多く手掛けている。ファッション好きを公言する小菅・常務取締役は「商品の幅を広げ、ライフスタイルブランドとして挑戦していきたい」と語った。

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