ファッション

東京アートブックフェアと連動したサカナクション主催「NF」はラフなスタイルが人気

 サカナクションの山口一郎がオーガナイズする複合型クラブイベント「エヌエフ(NF)」が9月17日、“BOOK”をテーマにリキッドルーム恵比寿で開催された。昨年7月の立ち上げから6回目を迎える今回は、同時期に開催された東京アートブックフェア2016(THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016)と連携。DJライブに加えて、山口や同フェアのディレクターを務める中島佑介「ポスト(POST)」代表らがセレクトしたアートブックの展示やトークショーを催した。相澤陽介「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」デザイナーや片山正通ワンダーウォール代表ら業界人も多数来場してイベントを楽しんだ。

 「3.1フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」の浮世絵ビッグTシャツを着た山口を筆頭に、来場者の装いはTシャツやスウエットを主軸にしたラフなスタイルが目立った。タックインやユルいシルエットのチョイスが回を追うごとに増えている。山口は「ユルい中でもシルエットが独特な服が最近の好み。『パイン(PINE)』や『アンデコレイテッド マン(UNDECORATED MAN)』『サスクワッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX.)』など日本のブランドの仕事が今面白い」と興味を話す。「ファッションとのコラボレーションも近々、大々的に行いたい」と今後のNFの展望を話すと共に、再びサウンドディレクターとして参加する「アンリアレイジ(ANREALAGE)」2017年春夏コレクションについても語った。「テーマが“サイレンス”な分、ファッションと音楽の関係を親密に感じてもらえると思う。今回も表現手法に凝るので、楽しみにして欲しい」。

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