ファッション

「ラルフ」も“見て、すぐ買える”コレクションに参入!

 「ラルフ ローレン コレクション」が、14日(NY時間)に開催するランウエイショーは、“見て、すぐ買えるコレクション”で構成することを明らかにした。マディソン街の旗艦店前の道路を封鎖して発表するのは、2016-17年秋冬コレクション全45ルック。2月に発表したコレクションと同じシーズンながらまったく異なるラインアップで、世界各国の旗艦店では、それぞれ別のエリアで販売するようだ。ラルフ・ローレン=エグゼクティブ・チェアマン兼チーフ・クリエイティブ・オフィサー(以下、CCO)は、「“見て、すぐ買えるコレクション”は、時流の流れ。正しい選択だと思っている」と話す。このコレクションは、メディアはおろか、バイヤーにも事前には見せていないようだ。

 ラルフ ローレンは2つ目の秋冬コレクションを生産するため、スケジュールを見直し。“見て、すぐ買える”コレクションは、イタリア製の2月の洋服に引けを取らないものと自信をのぞかせる。米「WWD」に公開したルックの一部は、ブルーの総スパンコールのドレスが8500ドル(約86万7000円)など。

 2回のショーに招かれる計400人のメディアやバイヤー、上顧客は、マディソン街のランウエイを楽しんだ後、店舗内に招かれ、そこでコレクションを買うことも可能だ。また、翌15日の朝にも顧客を招き、ストアイベントを開催する。世界中の消費者には、フェイスブック上でショーをライブストリーミングして、Eコマースへの誘導を図る。「ラルフ ローレン コレクション」は、メンズでは半年先に発売するコレクションをミラノメンズ期間中に発表しているが、ラルフCCOは、「メンズも“見て、すぐ買える”体制に変更しようとしている」と話す。

 来年2月には、創業50周年を祝うコレクションを発表するが、これも“見て、すぐ買える”春夏になるようだ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。