
資生堂が育んできた美の文化に触れる場所が、この1年で少し変わりました。静岡・掛川の企業資料館が昨年11月、アートハウスが今年7月に閉館しました。長く親しまれてきた場所が閉じることには、やはり寂しさを覚えます。
その文化を伝える役割は、新たな場へと受け継がれています。アート支援活動は銀座の「資生堂ギャラリー」に集約され、同社の歴史や文化を紹介する展示は横浜の「資生堂ビューティパーク」に引き継がれています。場所は変わっても、長く培われてきた美意識や作品に、これからも触れられることをうれしく思います。
資生堂ギャラリーで11月3日に始まった「今はいつのことか―小村雪岱と玉山拓郎」展も、そうした文化に触れる機会の一つです。大正から昭和初期に活躍した美術家・小村雪岱(こむら・せったい)の仕事を、現代美術家の玉山拓郎さんによる新作インスタレーションとともに紹介しています。
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