
ZOZOは10月24日、児童養護施設や里親家庭など社会的養護の下で暮らす子どもたちを対象にしたファミリーセール「ZOZO FRIENDSHIP SALE」を千葉経済大学短期大学部で開いた。「ゾゾタウン」に出店する16ブランドが協力し、子ども服を中心に衣料品や雑貨、生活用品を特別価格で販売。午前と午後の2部制で、子ども110人以上と施設職員、里親らが来場した。昨年10月に続き、2回目の開催となる。
国内で社会的養護の下で暮らす子どもは約4万2000人(こども家庭庁)。支援の現場では、衣類にかけられる費用に限りがあり、購入先やデザインが偏りがちだという。寄付品では色柄やサイズも選べない。ZOZOは、服を選んで買うという日常の小さな自己決定の積み重ねが、子どもの自己肯定感や将来の自立につながると考え、多くのブランドと取引する立場を生かして両者をつないだ。
会場では子どもたちが「おそろいにしよう!」と声を掛け合いながら服を手に取った。参加した施設職員は「今回は自分の目で見て、自分で決め、購入している」と、寄付品との違いを語る。
イベント後に施設職員や里親ら27人に実施したアンケートでは、9割が「子どもの『自ら決める力』を育む機会になった」と回答した。寄付品を受け取るときと比べ、子どもの反応に違いが「あった」「ややあった」との回答は3分の2に上る。ある里親は、普段ファッションにあまり関心がないと思っていた子どもについて「洋服についての意見を初めて聞けたように感じた」と振り返る。
千葉経済大学短期大学部が会場と学生ボランティアを、ヤマト運輸が商品の配送を担い、千葉県児童福祉施設協議会が協力した。売上の一部は、日本児童養護施設財団が運営する「あしながサンタ」に寄付する予定だ。同社は、「FUTURE FOR YOU ~ 次世代のための未来作り ~」をテーマにした次世代支援活動の一環と位置付ける。
参加したのは以下のブランド(順不同)。
Gap/SINSS/Catherine Cottage/Sweet Catherine/VIS/fäfä/panpantutu/me Jane/BONJOUR SAGAN/CORPUS TOKYO/Art re A/LION HEART/LHME ほか