PROFILE: 望月すず/「シロ」札幌ステラプレイス店 スタッフ

1歳、2歳、小学1年生の3人の子どもを育てながら、時短勤務で店頭に立つ。「シロ(SHIRO)」札幌ステラプレイス店の望月すずさんは、国内27店舗、海外8店舗で働く約550人の店舗スタッフの中でも、上位顧客の購入回数が世界1位を誇る販売員だ。しかし本人に、“売っている”という意識はあまりない。「販売員とお客さまという立場ではなく、“人対人”で話すことを大切にしています。まずその人を知って、その上で『シロ』の商品を通して喜んでもらえるものを提案したいんです」。その言葉をひもとくと、「シロ」らしい接客の本質が見えてくる。(この記事は「WWDJAPAN」2026年8月24日号からの抜粋に加筆しています)
BEST POINT
88歳も毎週会いに来る
“人”を見つめて顧客数は全国トップ3
望月さんが勤務する札幌ステラプレイス店は、「シロ」の1号店だ。約30人のスタッフを抱える大型店で、1時間に100人近くが来店することもある。それでも望月さんは、一度訪れた客が再来店すればすぐに気付く。顔だけでなく、履いていた靴や髪型、服装まで覚えているという。「人を見るのが好きなんだと思います。素敵な靴だな、髪型がかわいいな、あのデニムのダメージが格好いいな、と自然と目がいくんです」。自分が接客していない客にも目を配る。ほかのスタッフが対応した客が一度退店し、再び戻ってきたとき、担当したスタッフが気付かなければ「さっきのお客さま、戻ってきたよ」とつなぐこともある。その観察力の根底にあるのは、人をもっと知りたいという好奇心だ。
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