バロックジャパンリミテッドの「マウジー(MOUSSY)」は、9月から販売する2026-27年秋アイテムを発表した。今シーズンは、好調に推移するデニムアイテムとアウターを重点カテゴリーに据えながら、ベーシックウエアを集積した“エッセンシャル”ラインを新たに導入する。
エイジレスな提案を掲げてリブランディングに着手してから、ちょうど1年。ブランドのシグニチャーであるデニムをあらためて打ち出してきた同ブランドは、今シーズンもジーンズとアウターを軸にMDを組む。ジーンズは、売れ筋の“MVS フレアパンツ”や、昨年から展開するテンセルデニムに加え、フロッキー加工やスプレー加工を施したデザインをラインアップ。定番人気のシルエットを軸に、加工や素材感でバリエーションを広げる。
また今シーズンから、訪日客やエイジレス層の需要を見込み、一部ジーンズでサイズ展開を拡大する。テンセルデニムやクロスウエストデニム、美脚見えで人気のアドバンスデニムなどは、通常サイズに加えて、1〜2サイズ大きいものを用意する。
昨年好調だったアウターは価格を抑え、長期販売へ
アウターでは、価格の見直しにも踏み込む。数年ぶりに制作したMA-1は、ジッパーのIラインにギャザーを施したデザインで、価格は1万1900円。カーキ、ブラック、ブラウン、アイボリーをそろえる。昨年2万7000円で販売したN2-Bは、同価格帯ながら数が足りないほど早々に売り上げた。今年はさらに手に取りやすい1万8000円に価格を抑え、9〜12月までロングスパンで販売する計画だ。
アイコニックなアウターやジーンズと合わせて提案するのが、新たにスタートする“エッセンシャル”ラインだ。シーズンごとに最適な素材を選び、着心地やシルエットにこだわった「マウジー」らしいベーシックウエアをそろえる。今シーズンは、2ウエイのカットソートップスやレース地のトップス、スエットのパーカやパンツなどを展開する。次シーズンはニットなどを加え、将来的には機能性も兼ね備えた、スポーツウエアとしても使えるアイテムも増やす予定だ。
好調デニムは売り上げ全体の半分を占める
リブランディング後、デニムは好調に推移しており、現在は売り上げ全体の半分を占めている。追い風となったのが、3月にアイドルグループのMISAMOが始球式で着用した美シルエットのジーンズだ。SNSでは「『マウジー』のではないか」「『マウジー』の“MVS フレアパンツ”なら、近しい美シルエットがつくれるかも」と話題になり、予期せぬ反響を呼んだ。
曳地泰裕・副事業部長は、「多発的にプロモーションを仕掛けていたこともあるが、若年層から大人世代まで、幅広く『マウジー』のデニムに触れてもらう機会をつくれたと思う。今シーズンからは、よりニーズに応えられるよう、細身のイメージが強かったパンツのサイズ展開も広げた。また、強みとしていたアウターも価格を見直し、長期的なアウター需要に対して売り逃しがないよう計画している。ビジュアルもアイテムも原点回帰するように、ブランドらしさをさらに発揮していく」と話した。