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連載 エディターズレター:THE HUMAN 第21回

「橋本ストライク」に学ぶ、盤石の守りと要所の攻め

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この週末は世界卓球に見入っていました。やはり中国の壁は厚い……と痛感しましたが、そのなかで個人的に最も鳥肌が立ったのが、日本女子の新顔カットマン、橋本帆乃香選手のプレーです。一見、台から離れて防戦一方に見えても、表と裏で異なるラバーから繰り出す球質の変化でミスを誘い、相手の攻めがやや甘くなったところを見計らって一気に攻める「橋本ストライク」。なすすべなし、といった中国選手の表情が印象に残りました。

ここで疑問が一つ。「ひたすら守り続けていればいいのでは?」。そう思う人もいますよね。しかし、カットマンにとっては逆風と言える近年の競技ルール変更によって、単なる“粘り勝ち”は難しくなっています。最たるものは、ボールの大型化。直径38mmから40mmへの変更によってボールの回転量が減少、カットだけではなかなか相手の攻めを封じられなくなりました。さらに用具の技術革新によって、攻撃型の選手はこれまで以上のスピードボールを操るようになっています。

こうした環境変化を背景に、カットマンは卓球界のトップレベルでその数を減らしつつありました。しかし橋本選手は、圧倒的な守備力を土台に、好機を逃さない攻撃力を磨くことで、最強軍団・中国すら苦しめています。

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