ファッション

セーヌ河左岸にオートクチュールアトリエが完成 「イヴ・サンローラン」復活

 2002年にオートクチュール事業を休止した「サンローラン」が、アーティザナルコレクションのための2つのアトリエをオープンした。場所はセーヌ河左岸、7区ユニヴェルシテ通り24番地の17世紀からある貴族邸宅で、エディ・スリマン=クリエイティブ・ディレクターの指揮のもと、フルリノベートされた。「サンローラン」は、12年のエディ参画以降、プレタポルテの一部としてハンドメードのスペシャルオーダー品を提供してきたが、今後、男女のデイウエアおよびイブニングのドレスを"ラトリエ・フル"で、テーラリングを"ラトリエ・タイヨール"で生産する。エディが判断したアイテムにシルクサテンの「イヴ・サンローラン」レーベルが付けられ、ナンバリングされてゴールドのモノグラムブックに記録される。プライベートおよびカスタムメードのオーダーは受けない方針だ。

 「一般的なクチュールコレクションではなく、さらにエクスクルーシブなものとして考えている。『イヴ・サンローラン』レーベルは、"メゾンの友人たち"のためだけに使われる」とブランドは公式コメントを発表している。

 このプロジェクトは、エディ撮影の"ル・ド・ユニヴェルシテ"と呼ばれる広告キャンペーンによって紹介される。

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