ファッション

「グッチ」、フリーダの後任を正式にアレッサンドロ・ミケーレに託す

 グッチと親会社のケリングは、フリーダ・ジャンニーニの後任として、彼女の右腕だったアレッサンドロ・ミケーレをクリエイティブ・ディレクターとして正式に指名した。ミケーレは19日に発表した「グッチ」の2015-16年秋冬メンズの指揮を執り、フィナーレで挨拶に登場した。彼が正式にトップに立つコレクションは、2月25日に発表する同シーズンのウィメンズ・コレクションとなる。

 グッチのマルコ・ビッザーリ社長兼最高経営責任者(CEO)は、「徹底した選考プロセスを経て熟慮した結果、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに選ばれた。今後の『グッチ』のあるべき姿において、アレッサンドロが考えるコンテンポラリーなビジョンを高く評価した。『グッチ』が必要としている新しいビジョンについて、彼と私の見解は一致している。ともに互いを刺激しあえるだろう」とコメントした。

 アレッサンドロは、1972年ローマ生まれ。ローマのファッションアカデミーで学び、「フェンディ」のシニア・アクセサリー・デザイナーとしてキャリアをスタート。2002年にトム・フォードに才能を見い出され、「グッチ」のデザインスタジオで12年間経験を積んだ。06年にはレザーグッズのデザイン・ディレクターに任命され、11年5月には当時のクリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニに次ぐアソシエイト・クリエイティブ・ディレクターに昇格した。

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