サステナビリティ
連載 エディターズレター:SUSTAINABILITY 第62回

サステナビリティを模索すると「自分のルーツに向き合うことになる」というお話

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サステナビリティを模索すると「自分のルーツに向き合うことになる」というお話

皆さんは、サステナビリティという言葉を、日々どのように受け止めていらっしゃいますか。環境配慮素材、CO₂削減、トレーサビリティ。もちろんどれも重要ですが、最近、私は「サステナビリティを真剣に考え始めると、自然と自分自身や自分のルーツに向き合うことになる」という感覚を、強くしています。

先日、デザイナーの中里唯馬さんが立ち上げたファッションアワード「ファッション フロンティア プログラム(FASHION FRONTIER PROGRAM、以下FFP)」の2025年度授賞式を取材しました。授賞式後に行われた審査員によるトークイベントは示唆に富むものでした。本アワードの審査員は、ファッション業界にとどまらずジャンルを横断した多彩な顔ぶれで、今年は以下の8名(敬称略)です。

・寒川裕人(現代美術家)
・栗野宏文(ユナイテッドアローズ 上級顧問/クリエイティブディレクション担当)
・五箇公一(国立環境研究所 生物多様性領域 特命研究員)
・サラ・ソッザーニ・マイノ(Sozzani財団 クリエイティブディレクター)
・中里唯馬(ファッションデザイナー)
・ナニーネ・リニング(スカピノ・バレエ・ロッテルダム アーティスティックディレクター/オペラディレクター)
・宮田裕章(慶應義塾大学 医学部教授)
・渡辺三津子(ファッションジャーナリスト)

まさにリリースにある通り、「衣食住の未来、ひいては人類の未来を考える」ための布陣です(コロナ禍を通じて、生物学者・五箇公一さんが説く「生物多様性の重要性」に耳を傾けた方も、多いのではないでしょうか)。当然ながら、クロストークは濃密でした。その中で、特に心に残ったのが、ファッションジャーナリスト・渡辺三津子さんの発言でした。

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