
こちらの記事の取材を担当し、私は率直に「すごい」と思いました。これは、東レが経済産業省の小委員会で発表した、繊維産業における循環経済の将来・理想像に関する記事です。
壮大な話で、取材中は正直、脳に大汗をかきながら理解に努めました。わかりやすく書いたつもりですが、それでもタイトルから少し距離を感じる方もいるかもしれません。そこで今日は、この記事をさらに嚙み砕き、私たちの生活とどうつながるのかを書いてみます。
この記事が伝えていること
記事内にある東レの「サーキュラーエコノミー情報流通プラットフォーム実現に向けた調査分析」が描いているのは、「商品情報の役割が、根本から変わる」という話です。これまで商品情報は、価格や素材、サイズといった「売るため、買うための説明」でした。しかし今後は、一つひとつの製品に固有の情報がひもづき、
・どこで、何からつくられたのか
・どのくらい使われ、どう手入れされたのか
・次に使われる可能性があるのか
・最終的に、どう循環するのか
といった情報が、製品単位で共有される前提になっていくという姿です。つまり、商品情報がラベルではなく、社会を動かすインフラになるということ。その結果、モノは「一度買って終わり」ではなく、時間の中で、価値のかたちを変えながら使われる存在になります。製品一つひとつが固有の履歴を持ち、値段とは別の評価軸で扱われ、ファッションが他産業と接続されていく、という変化が生まれます。
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