八木通商は、ニューヨークのハイエンドブランド「ケイト(KHAITE)」と長期的な戦略パートナーシップを締結、新会社・ケイト・ジャパンを設立し、2026-27年秋冬シーズンから日本市場で「ケイト」を本格展開する。
16年にデザイナーのキャサリン・ホルスタインがニューヨークで創設した「ケイト」は、上質な素材とクラフトマンシップ、緻密で印象的なディテールで評価を高めてきた。価格帯はラグジュアリーだがマスキュリンとフェミニン、構築性と流動性など相反する要素のバランスを追求し、支持を拡大。現在、世界200以上の店舗で展開し、2023年にはニューヨーク・ソーホーに初の旗艦店をオープンした。ホルスタインは2022年と2023年にCFDAのウィメンズウェア部門で年間最優秀デザイナー賞を受賞。2年連続の受賞は女性デザイナーとして初となった。ケンダル・ジェンナーやカイア・ガーバー、ジュリアン・ムーアら著名人の愛用でも知られている。
八木通商はこれまで「マッキントッシュ」を筆頭に欧州ブランドをローカライズし、国内市場で育ててきた実績を持つ。ケイト・ジャパンは、八木通商が持つオペレーションの知見や国内リテールとの強固なネットワークを活かし、主要小売店やデジタルチャネルでの販売を担う。八木通商の八木雄三社長は「最も有望なファッションブランドのひとつである『ケイト』を日本でローンチできることを大変楽しみにしている」と期待を寄せる。ケイトのブリジット・クラインCEOは「八木通商はその伝統と専門性、そして日本市場における広範なネットワークを持つ最良のパートナー。私たちのストーリーテリングやクラフトマンシップ、品質へのこだわりと見事に調和している」とコメントした。