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良品計画、絶好調の下地整えた堂前会長が11月23日付で退任 ZOZO出身の宮澤氏らが取締役に

「無印良品」を運営する良品計画は、11月23日付で堂前宣夫会長(56)が退任すると発表した。同日付で、ZOZO出身で22年に入社した宮澤高浩上席執行役員ECデジタルサービス部、マーケティング部、ITサービス部管掌(42)と、ボストンコンサルティンググループ、ファーストリテイリングを経て武州製薬社長兼CEOを務め、21年に入社した横濱潤上席執行役員ソーシャルグッド事業部管掌(61)が新たに取締役に就く。

11月23日に始動する新経営体制は、生え抜きの清水智社長(51)、セブン-イレブン・ジャパンで商品本部長やQC・物流管理本部長などを務め、22年に入社した高橋広隆 取締役上席執行役員(52)、宮澤取締役上席執行役員、横濱取締役上席執行役員と、社外取締役5人、社外監査役4人体制となる。

堂前会長はマッキンゼー・アンド・カンパニー、ファーストリテイリングを経て、2019年に良品計画に入社。20年に専務、21年に社長に就任し、24年11月に代表権のない会長となっていた。社長就任時に「第二創業」を掲げ、国内外への積極出店や、三菱商事ファッション(現エムシーファッション)の一部を会社分割で承継し、生産内製化を進めるなどの商品開発体制の強化、OMO強化などを進め、24年8月期に過去最高業績を達成。社長を務めた3年間で、売上高に当たる営業収益を2000億円以上積み増した。

堂前路線を継承した清水社長のもとでも、25年8月期は期中に3度の業績上方修正を行うなど、絶好調を続けている。25年8月期は営業収益が前期比17.3%増の7760億円、営業利益が同24.7%増の700億円、純利益が同13.1%増の470億円の見込み。

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