デサントは、宮崎県西都市と地方創生の推進に関する包括連携協定を締結し、6月10日に同市で締結式を行った。今後同社は西都市内のスポーツ大会の実施や学生向けの工場見学、職業体験など、スポーツに関わる機会を提供していく。
西都工場を1973年に操業
高機能スポーツウエアを手掛ける
デサントと同市の関係は、子会社であるデサントアパレルの西都工場の操業を開始した1973年から始まる。それから約50年に渡り接着縫製技術を用いた競泳水着をはじめ、高機能スポーツウエアの製造を行ってきた。このほど、スポーツを核にリブランディングを推し進める西都市と双方の資源や機能などの活用を図るとともに、幅広い分野で相互に協力、同市の地方創生の推進及び市域の発展に寄与することを目的に、包括連携協定を締結した。
嶋田剛デサントジャパン社長は、「西都工場が長きに渡り、地域の皆様に支えられ歩んでこられたことは私たちの誇りだ。今回の連携は、そうした長い歴史の延長線上にあり、これまで以上に西都市とともに新たな価値を創造していく第一歩だと考えている。この取り組みが西都市とデサントの双方にとって実り多きものとなることを心より願っている」と語った。