国内最大級のファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は大手セレクトからD2Cブランドまで幅広く扱い、ここで売れるアイテムは今のZ世代の購買傾向を反映している。ZOZOの24年4〜12月期の商品取扱高(その他商品取扱高を除く)は、前年同期比8.1%増の4319億円。北沢優衣ブランド営業本部 ブランド営業二部 ブランド営業Aブロック長と岩﨑夢奈EC推進本部 販売促進部 販売促進Aブロック長に商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号特別付録「ビジネスリポート2024年下半期」からの抜粋です)
WWD:2024年下半期の商況は?
北沢:売り上げは計画に肉薄した。下半期も気温の影響が大きく、半袖と長袖のTシャツ・カットソーが非常に好調。猛暑が続いた9〜10月は前年同期比2ケタ増に伸長した。11月下旬に開催したヤフー店との連動企画「本気のZOZO祭」が好調。ここでもTシャツ・カットソーが同26%増の売り上げとなった。Tシャツ・カットソーの中で特に売れたのはウィメンズではシアー素材のアイテム。残暑が続いて気温の予測が難しい中で、トレンドのビスチェやキャミソールなど、スタイリングしやすい薄手のアイテムがよく動いた。8〜9月に非常に売れたのはバッグ&シューズ。猛暑でも新調しやすい小物がユーザーに刺さった。メンズ・ウィメンズともナップサックがヒット。ウィメンズはギャザーがついたバッグもよく売れた。シューズは猛暑が続いた影響でサンダルが長期的に動いたことに加えて、「スブ(SUBU)」を筆頭に秋冬サンダルも好調。メンズはスタイルアップできるインソール入りのローファーも人気だった。アウターやニットは好調とは言い難い状況だった。
WWD:1600以上あるショップの中で特に好調なショップは?
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