
寺田典夫デザイナーの「ヨーク(YOKE)」は、2025-26年秋冬コレクションを収めた約15分間の映像作品“Between Light and Shadow”を、東京・渋谷の映画館ユーロライブで3月13日に上映する。時間は18時、19時、20時からの計3回で、誰でも参加可能だ。入場は無料で、今回のために制作した写真集を数量限定で配布する。
映像は“光と影”“現実と虚構”
「ヨーク」の25-26年秋冬コレクションはアーティストのマン・レイ(Man Ray)の作品に着想しており、寺田デザイナーなりに解釈したシュルレアリスムをコレクションに反映している。映像は写真家の水谷太郎が手掛けており、1月にパリで撮影を行った。作品は“光と影”“現実と虚構”のコントラストをテーマに、「ヨーク」をまとう人々が地上に影を落としていく様子を描いた。作中で流れる音楽は日高理樹が制作したオリジナル楽曲で、映像と共鳴するサウンドでコレクションの世界観をさらに深く伝える。
「ヨーク」は昨年10月に巨額の予算をかけて東京・青山に旗艦店を開いたり、多額の資金を投じて映像作品を制作したり、大自然に触れ合ったりと、昨今はランウエイショー以外の世界観表現を積極的に探求している。その前のめりな姿勢はコレクション制作にも影響を与えており、“Between Light and Shadow”では「ヨーク」らしいダイナミズムがコレクションを通じて伝わるはずだ。今回の上映会は、「より多くの人に新しい表現を大画面で伝え、没入してもらいたいから。人が来てくれるか心配だけど」と寺田デザイナーは説明する。
◾️「ヨーク」“Between Light and Shadow”上映会
日程:3月13日
時間:18:00〜、19:00〜、20:00〜(各回30分前に開場)
会場:ユーロライブ
住所:渋谷区円山町1-5 キノハウス 2F