ビジネス

フェラガモのマルコ・ゴベッティCEOが3月6日付で退任、後任は未定

サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)は2月3日、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)最高経営責任者(CEO)が3月6日付で退任することを発表した。これは双方の同意に基づく友好的なもので、同社は後任の選考を開始したという。

ゴベッティCEOは、キャリアの初期に「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」やイタリアの老舗レザーブランド「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」で経験を積んだ後、1993年から2004年までモスキーノ(MOSCHINO)のCEOを、その後はジバンシィ(GIVENCHY)の会長兼CEOを務めた。08年から16年まではセリーヌ(CELINE)の会長兼CEOとして指揮を執り、17年7月にバーバリー(BURBERRY)のCEOに就任。22年1月から現職。

業績低迷が続くフェラガモ

業績低迷が続いているフェラガモは、ゴベッティCEOが就任する以前の5年間で3人のCEOが入れ替わっている。やはり業績が芳しくなかったバーバリーを成功に導いた立役者として知られる同氏の経営手腕に期待がかかっていたが、フェラガモはその後も苦戦。同社の24年12月期決算(速報値)は、売上高が前期比10.5%減の10億3510万ユーロ(約1645億円)と2ケタ減収。全ての市場で減収だったが、中でも売り上げの30%程度を占めるアジア太平洋地域が同19.7%減と非常に不調だった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026年春夏トレンドブックはトレンドからマーケットの流れまでを網羅 今シーズンは読み物充実

11月10日発売の「WWDJAPAN」は、半年に一回のスペシャルなトレンドブックです。今回は2026年春夏シーズンのパリやミラノ、ロンドン、ニューヨークのブランドを網羅。「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」「グッチ(GUCCI)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」など、デザイナー交代に溢れ、トレンドとマーケットが大きく変わり始めたシーズンの傾向を網羅する一冊…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。