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連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第107回

「バズ構文」に注意?企業SNSがフォーカスされるチャンス

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SNSトレンドをソーシャルエディターと記者がディスカッションするメルマガ連載「FROM SNS TREND」をリニューアルし、今回からソーシャルデスクの浅野がSNSトレンドやXなどで起きたバズ、炎上など、今知っておきたい注目のトピックスをお届けします。

SNSは日々めまぐるしく変化していますが、ヒット商品やトレンドを生み出すきっかけにもなりうる“バズ”にも変化が起きています。一般ユーザーの投稿から自然発生することで、より多くの共感が生まれムーブメントを生んでいたバズですが、とくにXで意図的にバズを起こそうという傾向が見られます。目的は大きく2つあり、バズることでプラットフォームからの収益を得ること、そしてバズった投稿にアフィリエイトリンクを貼ってそこからの収益を得ることです。

これらの投稿に共通して多用されているのが「バズ構文」です。「バズ構文」には色々なパターンがありますが、よく見られる一例として、大袈裟な言い回し(「マジでやばい!」「本当は教えたくないけど」)、自分ごと化しやすいようにターゲットを明確にする(「○○に悩んでいる人必見!」)、第三者を登場させることで信憑性を上げる(「めちゃくちゃ肌のきれいな人が使ってた!」「モテまくる人が言ってた!」)、が基本的な構成です。とくに美容系はバズりやすく、こういった構文を使ったバズをよく見かけます。美容系の情報を求めている人は何かしらの悩みやコンプレックスがあるので、反応しやすいのでしょう。

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