ビジネス

デサント最終利益で過去最高 直販が伸びる

デサントの2024年4〜9月期連結業績は、最終利益が前期比10.0%増の62億円だった。同期間として過去最高を更新した。増収に加えて、中国の持分法適用会社の好業績によって投資利益が増加した。

売上高は同4.7%増の628億円。日本は同1.4%減の236億円だったものの、韓国が同12.1%増の311億円だった。日本はプレミアムスポーツブランドとして直販中心に展開する「デサント(DESCENTE)」が伸長した一方で、卸流通の「ルコックスポルティフ」「ムーブスポーツ」が減収だった。韓国では「デサント」「アンブロ」の成長が継続し、為替要因もプラスに働いた。

営業利益は同24.5%減の31億円だった。日本での直販の増加や値引きの抑制によって粗利益率は1.3ポイント改善したが、グローバルでの広告販促費の増加に伴って販管費率が3.2ポイント上昇した。

25年3月期の通期業績予想は、売上高が前期比2.4%増の1300億円、営業利益が同3.0%増の90億円、純利益が同4.0%増の125億円。同社の親会社である伊藤忠商事は10月29日にデサントの公開買い付け(TOB)を終了した。デサントは所定の手続きを経て、上場廃止となる見通し。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。