ファッション

創業100年を超えるシューズブランド 「ブルックス ヘリテージ」が次なるトレンドに急浮上?

 「ブルックス(BROOKS)」は、復刻コレクションとなる「ブルックス ヘリテージ(BROOKS HERITAGE)」ラインの2015年春夏シーズンのシューズを発売した。「ブルックス」は1914年、アメリカ・ペンシルバニアで創業。75年には、現在のスニーカーのスタンダードとなるEVAソールを世界で初めてシューズに使用し、2011年にはアメリカにおいて、ランニングシューズ専門店の販売シェアでトップとなるなど、人気ブランドとして確立されてきた。「ブルックス ヘリテージ」は、14年3月に100周年を迎えたことを記念し発表された復刻コレクション。独特のカラーブロックが特徴で、今年は「ミラオーウェン(MILA OWEN)」と「アトモス(ATMOS)」によるトリプルコラボアイテムを発売。レトロランニングシューズの盛り上がりとともに、ウィメンズでも注目を集めている。さらに今シーズンは、「ヴァンガード(VANGUARD)」「ヴァンテージ(VANTAGE)」「チャリオット(CHARIOT)」に加え、「フュージョン(FUSION)」を新たに発売する。

ブルックス ヴァンガード 1万円(WOMENS)

1970年代のランニングブームのエッセンスを落とし込んでいるのが、74年に発表した「ブルックス ヴァンガード」だ。アッパーにはピッグスキン(豚の本革)、ソールには世界初となるEVAソールを使用しており、つま先のTラインが特徴。吸盤状の"オクトピ・アウトソール"や、逆V字型のロゴ、ヒールタブのアクセントカラーも再現しており、正統派のクリーンなデザインに仕上がっている。

ブルックス チャリオット1万1000円(WOMENS)

1980年代のランニングシーンをけん引した、とされているのが82年に誕生した「ブルックス チャリオット」だ。着地した際に足が内側に倒れ込むプロネーションをコントロールする"ダイアゴナル・ロールバー"や、クッショニングを高める3層インソールなど、「ブルックス」が80年代に開発した多くのテクノロジーを使用している。

ブルックス フュージョン 1万2000円(WOMENS)

2015年春夏から復刻するのが「ブルックス フュージョン」。1990年代のハイテクスニーカーブームの中で、同ブランドがアメリカのトップブランドとして最先端技術を結合したモデル。89年に発表した、かかと部分を保護するクッションテクノロジー"ハイドロフロー"が特徴で、復刻ラインには同テクノロジーをリスペクトし、可視化したウインドウを靴底に付与した。また復刻モデルはメンズ、ウィメンズともに、デビュー当時のカラーに加え、2色のオリジナルカラーを取り入れている。

■ブルックス ヘリテージ
URL:http://www.brooksrunning.co.jp/special/heritage/

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