ファッション

ラフに続き、アルベール・エルバスが「ランバン」を去る

 米「WWD」が、アルベール・エルバスが「ランバン(LANVIN)」を去ることをつかんだ。エルバスは「ランバン」のデザイナーを14年担当した。

 この事実は多くの従業員に28日朝(パリ時間)伝えられたという。すでにエルバスは、「ランバン」のパリのアトリエを去っているようだ。

 エルバスとメゾンの関係は、特段悪くなかったようだ。ただ、最近は、エルバスと、「ランバン」のオーナー、ワン・シャオランや最高経営責任者(CEO)のミッシェル・ウィバンの間では、度々口論があったという。

 ワン・オーナーはメゾンの株式を売却し、譲渡先に「ランバン」の発展を託したい考えのようだが、一方で彼女が思うような価格での取引が成立しなかったようだ。こうした状況を見て、自身も株式を取得しているエルバスは、不透明な経営戦略などに怒りを覚えていたという。

 エルバスは、ジョン・ガリアーノの後任として、「ディオール」のデザイナー候補に挙がっていたと言われた人物だ。先週には「ディオール」からラフ・シモンズが去っており、エルバスの去就に注目が集まりそうだ。

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