世界文化社とソフトバンク・テクノロジーが、協業でデジタルマガジン「J-Style」を創刊した。通販主体でライフスタイル提案を行う「家庭画報」の台湾版である同マガジンは、台湾国内の日本への興味を持つ消費者に向けたライフスタイル提案型の会員限定通販デジタルマガジンとして、9月1日からサービスを提供している。
2014年上半期の台湾からの訪日外国人旅行者数が139万人(前年同期比135.1%)と国・地域別で最多だったこと、また台湾には親日家が多く富裕層の割合が高いといったことから、今回の台湾版の創刊に至った。そして、台湾の消費者に日本の魅力をライフスタイルから伝えることで、日本への関心をより高めてもらうツールにする目的を持つ。スマートフォンやタブレットでの閲覧から、通販サイトへのアクセスですぐに注文が可能だ。風景、食、製品を通じて越境ECで展開する。商品は日本で梱包の上、発送される。更新頻度は年に8回程度を予定している。
創刊号では「中秋の名月」「日本のジュエリー」をテーマに漆器やお月見商品、あこや真珠を使ったジュエリーなどを台湾の富裕層に向けて紹介している。今後は「旅」をテーマとして観光情報の提供、日本文化の体験ツアーの開催や、すでに「家庭画報」が開催している「読者イベント」「家庭画報アカデミー」「家庭画報食の学校」への参加者も募る予定。
「家庭画報」は1958年に発刊。"夢と美を楽しむ"をテーマに、ライフスタイル誌として通販事業も行っている。