銀座松坂屋跡地を中心とした場所に新しい商業施設開発を進めるJ.フロントリテイリング(JFR)、森ビル、Lリアルエステート、住友商事の4社は、9日付で「商業施設開業準備室」を開設するとともに、専用のウェブサイトを通じて出店テナントの募集を開始した。2016年11月の開業を目指し、250〜300のテナントを選ぶリーシングを本格化する。商業施設開発準備室では、JFR傘下の大丸松坂屋百貨店の水野和明・銀座新店計画室室長、森ビルの荒川信雄・商業施設事業部統括部長補佐が2トップ体制で指揮を執る。
また同日付で商業施設の内装デザイナーにキュリオシティのグエナエル・ニコラ氏を起用した発表した。ニコラ氏は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のセルフリッジ店や銀座並木通り店の内装で知られる。
銀座松坂屋跡地を中心とした再開発でできる新ビルの低層部(地下2階〜地上6階)には、売り場面積約4万6000平方メートルの銀座地区最大の商業施設が入る。建物は建築家の谷口吉生氏が手掛ける。ファッション、ライフスタイルから飲食に至るまで「ハイクオリティ・ハイクラス」のテナントを誘致すると発表している。