ファッション

「ダブレット」がChatGPTのアイデアを採用したポップアップを開催 ビジュアルや店頭の装飾もAIで

ダブレット(DOUBLET)」は1月13〜23日の期間、2024年春夏コレクションをそろえるポップアップを伊勢丹新宿店 本館3階 センターパークで開催する。オンラインでは三越伊勢丹の特設サイトで13日午後8時から開催する。店頭で完売した商品は、オンラインストアで販売しない。

同コレクションは、人工知能を通じて人間らしさとは何かを問い、「ChatGPT」にアイデアを投げかけて制作している。アイテムは、生成AIのバグに着想したアイテムなど、ブランドらしいユーモアを交えた。ポップアップでも、特設ページの文章やフォトシューティング、会場装飾のアイデアを生成AIとの対話を通じて作り上げた。

ボンバージャケット(9万7900円)は、肩のシルエットと肩パッドが特徴的で、バックにはピンナップアートを施している。AIが提案するデニムショートパンツ(6万9300円)は、スカートのようなボリューム感を持たせたシルエットで、ユーズド加工したデニムの上に、箔プリントを施した。「もし破れることがあっても、緯糸のシルバー色のレーヨンが顔を出して、まるで宝物を見つけたような喜びを味わえる」という。

フーディは、デザイナーが子供の頃にイメージした未来を具現化し、ポリエステルのフライスにシルバーの箔のコーティングを施した。袖にはチェーンを縫い付けている。バッグ(各7万4800円、12万1000円)は、レトロなロボットの頭部をモチーフにしており、AIの原点を思い起こさせる。

ポップ会場の装飾や特設ページのアイデアは、三越伊勢丹が独自で開発したMI-GPTを使用している。会場の装飾は、AIによって導き出された「カラーのポップさ」と「機械的な側面」のキーワードをもとに、「ダブレット」のイベントを手掛けてきたolk inc.によって“ケーブルコード”のマテリアルという表現に落とし込んだ。特設ページのためのフォトシューティングでは、「画像のピクセル化」「ホログラム」などのヒントを採用した。

■「ダブレット」2024年春夏コレクション「NOW. AND THEN」ポップアップ
会期: 1月13日〜23日
会場:伊勢丹新宿店本館3階センターパーク/プロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

■リ・スタイル | 三越伊勢丹オンラインストア特設ページ
店頭販売:1月13日から
オンライン販売:1⽉13⽇午後8時から
特設ページはこちら

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。