ファッション

「ロシャス」に新クリエイティブ・ディレクター就任 ファッション事業の再ポジショニングに取り組む

インターパルファム(INTER PARFUMS SA)傘下の「ロシャス(ROCHAS)」は、レディ・トゥ・ウエアの新たなクリエイティブ・ディレクターにアレッサンドロ・ヴィジランテ(Alessandro Vigilante)を任命した。今年4月に退任したシャルル・ドゥ・ヴィルモラン(Charles de Vilmorin)の後任。2024年2月のパリ・ファッション・ウイーク期間中にプレゼンテーション形式で就任後初のコレクションを披露する。ランウエイデビューは24年秋になる予定だ。

ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターは、イタリア南部のプーリア州生まれ。もともとはコンテンポラリーダンスの訓練を受け、プロのダンサーとして活動していたという。その後、ミラノのIED モード・ラボ(IED Moda Lab)を卒業し、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」でファッション業界でのキャリアをスタート。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)時代の「グッチ(GUCCI)」や「フィロソフィ ディ ロレンツォ・セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」などを経て、フリーランスで「ジ アティコ(THE ATTICO)」に携わる傍ら、21-22年秋冬に自身の名を冠したウィメンズウエアブランドをデビューさせた。女性の身体にフォーカスしたセンシュアルなデザインが持ち味で、今後も自身のブランドは継続する。

また、今年5月からすでに「ロシャス」にも関わっており、デザインチーム体制による24年春夏コレクションにも貢献した。フィリップ・ベナシン(Philippe Benacin)=インターパルファム会長兼最高経営責任者(CEO)は、ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターの最初の提案が「『ロシャス』に抱いていた、とてもパリジャン的なイメージに合致していた」とし、控えめでありながらも贅沢で着やすいデザインを称賛。「彼はブランドの核をすぐに理解した。エレガンス、大胆さ、女性らしさ、洗練といった『ロシャス』のメゾンコードを踏まえつつ、新しいアイデンティティーを築くだろう」と話す。一方、ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターは「『ロシャス』を象徴するのは、フランスらしい洗練へのこだわりと女性らしさの賛美であり、そこから大きなインスピレーションを受けている。私のビジョンを伝えるのが楽しみだ」とコメントした。

インターパルファムは15年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から「ロシャス」のファッション事業とフレグランス事業を買収。23年7月までの2年間はHIM CO(旧オンワードラグジュアリーグループ)がファッション事業の運営と生産を担っていたが、現在は運営をインターパルファム、生産をHIM COが手掛けている。ビジネスの約80%はフレグランスだが、「ロシャス」においてファッションは「メゾンの歴史の一部であるとともにフランスファッションの歴史的遺産の一部であり、極めて重要だ」とベナシン会長兼CEO。そのため、ファッション事業の再ポジショニングに取り組んでおり、「コレクションが世界中の100〜200の一流の小売店で取り扱われ、継続的に買い付けられることを目指している」という。

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