ファッション

「ヌメロ ヴェントゥーノ」2015年春夏ミラノメンズ 90年代の着こなしをフェイクレイヤードでアップデート

 「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」の2015年春夏メンズ・コレクションは、16世紀に建てられた古い邸宅が舞台。アレッサンドロ・デラクアは、レトロでキュートな壁紙の花柄や、控えめな装飾のシャンデリアとリンクさせるように、ロマンティックなボタニカルをクリーンにまとう男性像を描いた。ファーストルックは、シャーベットカラーにブラックを切り替えしたギンガムチェックのセットアップ。シャツの裾からは、デラクアが先シーズンのウィメンズでも用いたベージュのインナーをのぞかせる。こうした裾のレイヤードテクニックは、90年代をイメージさせる今シーズンのキートレンドの一つ。ロゴをエンボス加工でのせたビッグシルエットのネオプレンスウェットにも、透け感のあるヌーディなベージュをちらりと見せるのは、マスキュリンとフェミニンを自由に交差させるデラクアらしい提案だ。

 甘めのボタニカル柄はブルゾンとワイドショーツにのせてスポーティに。中に合わせた白いシャツの襟と裾部分からは、下にもう一枚シャツを着ているかのような柄をのぞかせているが、これはその部分だけに生地を足したフェイクレイヤードアイテム。フェミニンなレースシャツにも裾にギンガムチェックの生地をプラスし、“チラ見せ”のレイヤードがカギになるスタイルを印象付けた。

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